昨日は大相撲9月場所の千秋楽で優勝決定戦の末に朝青龍が24回目の優勝を果たしました。この24回の優勝回数は北の湖と並ぶ記録です。
さて皆さんは「栃赤城」という力士をご存じでしょうか?1973年に初土俵を踏み1977年5月場所には新入幕を果たしました。華麗な取り口から「サーカス相撲」の異名をとり最高位は関脇まで昇進しました。
1979年11月場所では、若乃花、輪島、三重ノ海の3横綱から金星をあげ、国民栄誉賞を受賞した千代の富士とは15回対戦し、8勝7敗と勝ち越し、生涯成績では三賞を8回獲得しました。また幕内の取り組みでは珍しい「ちょん掛け」「逆とったり」相手に背中を向けながらの「小手投げ」や「掛け投げ」などの玄人好みの取り口で大関も狙えるところまで到達しましたが、両足首の故障や糖尿病の影響もあり、その後は幕内から降格し、1990年3月場所に廃業し、1998年に心筋梗塞で倒れ帰らぬ人となりました。
今の大相撲界は日本人横綱不在、群馬県出身の幕内力士も不在とさみしい場所が続きます・・・
相撲人気が盛り上げるためにも、かつての栃赤城のようなお客さんを魅了するような「技」を見せられる力士が現れてもらいたいものです。